2106年2月3日
今日は初めての泌尿器科受診の日。
頻尿の原因として過活動膀胱炎、前立腺肥大の疑いもある。
そこで、泌尿器科でそれを確認しましょう、というT医師の判断だ。
過活動膀胱炎・・・前立腺肥大・・・
それはないな、と思ってはいたが、拒否するわけにもいかないし、まあ念のために検査しておいても損はないだろうから、素直にT医師の指示に従って検査を受けに来たのだ。
「口渇、頻尿の症状がある人は原発性アルドステロン症を疑え!」
なお、泌尿器科受診に当たり、前もって1日の飲水量と排尿の回数をチェックしておいた(事前に指示されていたわけではなく、自らの判断でそうした。自分で自分を褒めたい)。
仕事のある日はさすがにチェックする余裕はないので休日の2日間を選んでチェック。
1日は普通にお酒を飲んだ日(私は週に5~6日はお酒を飲む。主にビール)。
もう一日はお酒を抜いた日(私は週に1~2日は休肝日を設けることにしている。自分を褒めたい。といってもここ数年始めたばかりのことではあるが・・・)。
飲水量と排尿回数の記録
1 とある平均的な休日の記録
飲水量約5リットル
内訳 150ミリリットル入るコップで水を24杯 150×24=3600
コーヒー(200ml)×3=600ml
ビール(350ml)×2=700ml
排尿の回数 25回(その内、2回は就寝後)
2 とある休肝日の記録
飲水量約4リットル
内訳 150ミリリットル入るコップで水を22杯 150×22=3300
コーヒー(200ml)×3=600ml
計 3900ml
排尿の回数 21回(その内、2回は就寝後)
泌尿器科で検査
待合室で待つこと約1時間
泌尿器科でもやっぱり待たされる。
総合病院は1時間遅れがお約束なのか?
待っている間に問診票を記入し、採尿を済ませた。
問診票は過活動膀胱炎の疑いをチェックする項目が並んである。
昼間何回トイレに行くか?
就寝後に何回トイレに行くか?
急に強い尿意を生じることは週に何回くらいか?
我慢できずに尿をもらすことは週に何回くらいか?
などなど。
昼間、就寝後のトイレの回数は記録していたので正確な値を書けた。
急に強い尿意?それはないな。トイレには1時間に数回いくが尿意は徐々に生じてくる。
尿を漏らす?ないない、断じてない。いや、本当に。
続いて採尿。
ナースが紙コップを持ってきてトイレで尿を摂るように指示。
それも「中間尿をとってください」とのこと。
「中間尿?なんですか、それ?」
尿の出始めと終わりはとらずに、その中間で出ている尿だけをとれ、ということらしい。
そんな採尿のやり方は初めてだ。
なぜそうしなければならないのか、少し気になったが理由は聞かなかった。
言われたとおりにトイレにいって採尿。
失敗しないように慎重にとる。
中間尿をとるのって、以外に難しいんだぜ。
手やコップを汚さないように、尿が出始めたらすぐに止めて、止めている間に素早くコップを添えるのさ。
スピードとタイミング。
そのどちらかを欠くと悲惨な結果になるんだ。
1発で中間尿採取に成功した私はスマートに採尿コップを提出。
それからしばらくして、また看護師がやってきた。
「次はエコーです」
ベットのある部屋に連れていかれる。
仰向けになりズボンとパンツを少しおろすと、冷たいジェルのようなものをお腹に塗られる。
そして、エコー。
エコーで残尿量を測るらしい。
すぐに終わった。
結果は聞いても教えてくれないのはもうわかっているので聞かなかった。
その後、待合室で座っていると、ようやく私の受付番号が呼ばれた。
診察室に入り、泌尿器科の医師の説明を受けた。
説明の要点をまとめると大体こんな感じだった。
問診表→過活動膀胱炎の疑いは低い、前立腺肥大の可能性もまずない
採尿結果→菌は出ていない
残尿量→40代後半にしてはやや多いが、過活動膀胱炎を疑わせるものではない
「過活動膀胱炎であれば、我慢が出来ないし、漏れることもしばしば。のび助さんの場合はそういうことはないのですね」
「はい、全くございません」
「だったら、過活動膀胱炎可能性はほぼないと言っていいでしょう。前立腺肥大の可能性もまずない。そして飲水量と排尿回数の記録を見てみると、あなたの場合飲水量は通常人の約2倍(通常人の一日の飲水量は約2リットル)。そして排尿回数も通常人の2倍(通常人の一日の排尿回数は約10回)。2倍飲んでいるから2倍出るのはごく自然なことですね。あなたの頻尿の原因は多飲でしょう」
「そうでしょうね」
「泌尿器に問題はないでしょう。ですので、泌尿器科ではこれ以上特にすることはないということになります」
「はい、わかりました」
医師の診断までにさんざん待たされたが診断自体はあっさりと終った。
まあ予想通りだ。
泌尿器科を出て、次はT医師のいる循環器内科に向かった。
前回受けたADH(バソプレシン)検査の結果を聞くために。