実施する病院によって違いはありますが、大まかな流れは以下の通りです。 検査開始から手術に至るまで早くても2~3ヶ月は要します。 血圧測定 ↓ 中等症(Ⅱ)以上の高血圧ならば・・・
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④原発性アルドステロン症のスクリーニング検査
アルドステロンとレニンの比が高い場合、アルドステロンが過剰に分泌されている疑いがある。そこで原発性アルドステロン症の検査では、血液検査でARRを図るというスクリーニングを行う。
⑥「ARR200以上」のカットオフ値は絶対視できない
ARRのカットオフ値は絶対的なものではない。微妙な数値が出た場合、医師の考え方次第で要請になったり陰性になったりする。しかし、最終的な決断は患者自身がすべき。
⑦原発性アルドステロン症の機能確認検査
機能確認検査とは、アルドステロンの分泌が、病的なものかどうかを確認するための検査です。①カプトプリル負荷試験、②生理食塩水負荷試験、③フロセミド立位試験の3種類があります。
⑧カプトプリル負荷試験の原理・実施方法・副作用
カプトプリル負荷試験とは カプトプリル負荷試験とはカプトプリルという降圧剤(ACE阻害薬)を服用し、アルドステロン(PAC)とレニン(PRA)を測定する検査です。 比較的実施か容易な検査であり・・・
⑨フロセミド(ラシックス)立位負荷試験の原理・実施方法・副作用
フロセミド立位試験とは フロセミド立位試験とは、フロセミド(ラシックス)という降圧剤(利尿薬)を服用し、アルドステロン(PAC)とレニン(PRA)を測定する検査です。 3種の検査の中では実施の・・・
⑩生理食塩水負荷試験の原理・実施方法・副作用
生理食塩水負荷試験とは 生理食塩水負荷試験とは、生理食塩水を投与し、アルドステロン濃度(PAC)を測定する検査です。 検査の実施は容易ではなく、通常は入院して行われます。 生理食塩水負荷試験の・・・
⑪副腎の病変が一側性か両側性かを診断する「局在診断法」の種類
局在診断法は副腎CT、MRI、副腎シンチグラフィ、副腎静脈サンプリングの4種類。診断の結果、片方の副腎に腺腫があれば手術適応、過形成または両方の副腎に腺腫があれば薬物治療を選択する。
⑫副腎CTのメリット・デメリットと費用
副腎CTは短時間で終わり費用も高くない。しかし、確定的な診断はできない。治療方法を確定するには副腎静脈サンプリングをする必要がある。
⑬副腎シンチグラフィの原理・期間・費用
副腎シンチグラフィの診断の感度は高くはないが、副腎静脈サンプリングに失敗した場合の補助的検査として存在意義がある。ただし、前処置や検査自体に時間がかかる。