2015年12月28日
今日は副腎のCT画像を撮影する日だ。
撮影の結果、左右どちらかの副腎に腺腫が見つかれば、それが原因の原発性アルドステロン症である可能性が高いことになる。
わかりやすい検査だ。
「朝食は9時までにとっていいが、昼食は抜きで」
との指示が出されていたので、8時前に軽めに朝食をとった。
「そういえば、水分はとっていいのだろうか・・・?」
当日になって疑問が湧いてきたのだが、いまさら病院に電話して聞くのもなんだから、
“我慢しよう”と、9時以降は水分を取らないことに決めた。
しかし、我慢できなくなり、2回ほど水を飲んだ。
“飲まない”と決めたがあっさり諦めた。
私には過剰な口渇症状があるのだ。
でも、2回にとどめたんだ。
自分としては“よくやった”と褒めてあげたい気分だった。
検査予定時は午後1時。
30分前に病院に到着して、受付を済ませ、CT検査室の前に行く。
CT検査室の前で30分ほど待った。
番号を呼ばれ撮影室内に入る。
男性検査技師が事務的に挨拶をする。
中を見渡した。
検査室のど真ん中にベッドとでっかいドーナツのような撮影器具がどかんと置いてある。
なんとも索漠とした空間だ。
「では、ベットに寝てください」
ズボンとセーターを着たままベッドの上にあおむけに寝る。
靴もはいたまま。
下半身にバスタオルのようなものをかけられ
「ズボンを下までおろしてください」といわれ、そのとおりにする。
パンツはそのままで良いようだ。
別にパンツをおろしても構わないのだが、言われてもないのに敢ておろすというのはいかがなものかと思いそのままにしておいた。
でも、ズボンを下までおろせということは、そのほうがより精密なCT画像を撮影できるということなのだろう。
だとしたら、ズボンだけでなくパンツもおろしたほうがさらに精密な副腎画像がとれるのではなかろうか?
ならば私としてはパンツをおろされるという辱めを避けることよりもむしろ正確な診断による治療を望むのだが・・・
「撮影は5分ほどで終了します」
そんなことを考えているうちに男性検査技師はとっとと操作室に入って行ってしまった。
ベッドがゆっくりと下方へと移動し、下半身がドーナツの穴に入っていく。
しばらくすると、女性のアナウンスで
「大きく息を吸って・・・止めてください」
言われるがままに、息を吸って止めた。
「楽にしてください」
ベッドがさらに奥に移動し、顔までドーナツの穴に入る。
しばらくするとベッドが上方に移動し、上半身はドーナツから脱出。
するとまた
「大きく息を吸って・・・止めてください」
言われるがままに、息を吸って止めた。
「楽にしてください」
またベッドが下方に移動。
音や光などはでないが、CT撮影は行われているようだ。
5分ほどすると
「終わりました」と、男性検査技師の声。
あっけなく終了。
なんということもなかった。
今日は主治医の診察もなく、そのまま会計へ。
あっという間に終わった。
早く結果が知りたい。
でも、結果がわかるのは年明け。
すっきりしない正月を迎えることになる。