フロセミド立位試験とは フロセミド立位試験とは、フロセミド(ラシックス)という降圧剤(利尿薬)を服用し、アルドステロン(PAC)とレニン(PRA)を測定する検査です。 3種の検査の中では実施の・・・
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⑩生理食塩水負荷試験の原理・実施方法・副作用
生理食塩水負荷試験とは 生理食塩水負荷試験とは、生理食塩水を投与し、アルドステロン濃度(PAC)を測定する検査です。 検査の実施は容易ではなく、通常は入院して行われます。 生理食塩水負荷試験の・・・
⑪副腎の病変が一側性か両側性かを診断する「局在診断法」の種類
局在診断法は副腎CT、MRI、副腎シンチグラフィ、副腎静脈サンプリングの4種類。診断の結果、片方の副腎に腺腫があれば手術適応、過形成または両方の副腎に腺腫があれば薬物治療を選択する。
⑫副腎CTのメリット・デメリットと費用
副腎CTは短時間で終わり費用も高くない。しかし、確定的な診断はできない。治療方法を確定するには副腎静脈サンプリングをする必要がある。
⑬副腎シンチグラフィの原理・期間・費用
副腎シンチグラフィの診断の感度は高くはないが、副腎静脈サンプリングに失敗した場合の補助的検査として存在意義がある。ただし、前処置や検査自体に時間がかかる。
⑭副腎静脈サンプリングの目的・実施方法・費用・合併症
副腎静脈サンプリングの目的 副腎静脈サンプリングの目的は、左右の副腎のどちらが原発性アルドステロン症の原因となるアルドステロン過剰分泌を引き起こしているかを調べることにあります。 すなわち、左・・・
①原発性アルドステロン症の治療の選択肢
アルドステロン産生腺腫が原因の原発性アルドステロン症の治療は腺腫を切除する手術がベストです。合併症を含めて完治が期待できます。しかし、薬物治療でも健康を維持することはできます。一方、過形成による特発性アルドステロン症の場合は手術はできないので必然的に薬物治療となります。
②原発性アルドステロン症の外科的治療(手術)
原発性アルドステロン症の外科的治療には開腹手術と腹腔鏡下手術がある。腹腔鏡下手術の方が、傷口が小さくて済み、術後の回復が早いというメリットがあるので、腺腫が大きいといったような場合を除いて腹腔鏡下手術を選択するのが通常。
③原発性アルドステロン症の薬物治療(アルダクトンA・セララ)と副作用
原発性アルドステロン症は薬物でも治療できる。ただし薬には副作用がつきもの。しかも一生飲み続けなければならない。手術にするか薬物治療にするか、そして薬物治療を選択した場合、薬はどの種類にするか。十分に情報を入手したうえで慎重に判断しましょう。
① ついに原発性アルドステロン症の検査を受けることを決意!
今から十数年ほど前、私が30代後半の時のことだ。 「原発性アルドステロン症の可能性もありますね・・・」 「は?なんですと?」 血圧が異常・・・