局在診断法は副腎CT、MRI、副腎シンチグラフィ、副腎静脈サンプリングの4種類。診断の結果、片方の副腎に腺腫があれば手術適応、過形成または両方の副腎に腺腫があれば薬物治療を選択する。
「原発性アルドステロン症」の記事一覧(3 / 7ページ)
⑫副腎CTのメリット・デメリットと費用
副腎CTは短時間で終わり費用も高くない。しかし、確定的な診断はできない。治療方法を確定するには副腎静脈サンプリングをする必要がある。
⑬副腎シンチグラフィの原理・期間・費用
副腎シンチグラフィの診断の感度は高くはないが、副腎静脈サンプリングに失敗した場合の補助的検査として存在意義がある。ただし、前処置や検査自体に時間がかかる。
⑭副腎静脈サンプリングの目的・実施方法・費用・合併症
副腎静脈サンプリングの目的 副腎静脈サンプリングの目的は、左右の副腎のどちらが原発性アルドステロン症の原因となるアルドステロン過剰分泌を引き起こしているかを調べることにあります。 すなわち、左・・・
①原発性アルドステロン症の治療の選択肢
アルドステロン産生腺腫が原因の原発性アルドステロン症の治療は腺腫を切除する手術がベストです。合併症を含めて完治が期待できます。しかし、薬物治療でも健康を維持することはできます。一方、過形成による特発性アルドステロン症の場合は手術はできないので必然的に薬物治療となります。
②原発性アルドステロン症の外科的治療(手術)
原発性アルドステロン症の外科的治療には開腹手術と腹腔鏡下手術がある。腹腔鏡下手術の方が、傷口が小さくて済み、術後の回復が早いというメリットがあるので、腺腫が大きいといったような場合を除いて腹腔鏡下手術を選択するのが通常。
③原発性アルドステロン症の薬物治療(アルダクトンA・セララ)と副作用
原発性アルドステロン症は薬物でも治療できる。ただし薬には副作用がつきもの。しかも一生飲み続けなければならない。手術にするか薬物治療にするか、そして薬物治療を選択した場合、薬はどの種類にするか。十分に情報を入手したうえで慎重に判断しましょう。
① ついに原発性アルドステロン症の検査を受けることを決意!
今から十数年ほど前、私が30代後半の時のことだ。 「原発性アルドステロン症の可能性もありますね・・・」 「は?なんですと?」 血圧が異常・・・
② 原発性アルドステロン症の検査・治療を受ける総合病院を探してみる
原発性アルドステロン症の検査を受けることを決意した私。 さっそく原発性アルドステロン症の検査・治療を実施しており、そして自宅から通院可能な総合病院をインターネットで探し始める。 原発性アルドス・・・
③ 原発性アルドステロン症検査初日
2015年12月10日 いよいよ原発性アルドステロン症の検査を受ける日が来た。 といっても特段緊張しているわけではない。今日は大したことはしないはずだから。 予約時間の30分前に・・・